昔のサーフブランドが気になるとき、多くの人は単に古い名前を知りたいのではなく、なぜあのロゴや色使いが今でも記憶に残っているのか、そして今見ても通用する魅力はどこにあるのかを知りたいはずです。
とくに1980年代から1990年代にかけて海辺だけでなく街でも見かけたサーフブランドは、機能服として始まりながら若者文化やストリートの空気と結びつき、ひとつの時代感そのものを背負う存在になりました。
そのため昔のサーフブランドを語るときは、知名度だけで並べるのでは足りず、どんな背景で支持され、どんな人に似合い、今選ぶならどこに注意すると失敗しにくいのかまで整理しておくことが大切です。
この記事では、懐かしさで名前が挙がりやすい定番ブランドを軸にしながら、当時のサーフカルチャーとのつながり、現代での見え方、復刻品や古着を選ぶコツまで、サーファー生活に寄せた目線で丁寧にまとめます。
昔の空気をそのまま真似するのではなく、今のボードショーツやTシャツ選び、街着とのバランス感覚にまで落とし込めるように構成しているので、懐かしいブランドを探している人も、これから知識として押さえたい人も役立てやすい内容です。
昔のサーフブランドで知っておきたい定番8選
昔のサーフブランドを振り返るなら、まずは実際に長く名前が残り、日本でも認知度が高く、海と街の両方で存在感を放った定番から押さえるのが近道です。
ここで挙げるブランドは、単に古いだけでなく、ボードショーツやウェット、グラフィックT、ロゴ文化、ライダー戦略など、それぞれ違う角度からサーフファッションの広がりに影響を与えてきた顔ぶれです。
懐かしいと感じる理由もブランドごとに異なり、コアな海寄りの空気が強いものもあれば、街着として爆発的に浸透したものもあるため、違いを意識しながら見ると当時の温度感がかなり鮮明になります。
クイックシルバー
クイックシルバーは1969年にオーストラリアのトーキーで始まった代表的なサーフブランドで、昔のサーフブランドを語るときに最初に名前が出やすいほど、機能性と見た目の両面で大きな足跡を残した存在です。
とくにブランド初期のボードショーツは、サーファーの動きやすさを前提にした設計と、海辺で映える配色の強さが両立していて、実用品でありながらスタイルとしても認識される流れを加速させました。
日本では90年代以降にロゴTシャツやショーツ、キャップなどが広く浸透し、サーフィンをしていなくてもクイックシルバーの山と波のロゴを知っているという人が多かったのが、このブランドの強さを物語っています。
懐かしさの理由は単なる知名度ではなく、海上がりの軽さや自由さをそのまま服にしたような雰囲気があり、部活帰りや休日のカジュアルにも自然に入り込んだからで、当時の青春と結びついて記憶されやすい点にあります。
今選ぶなら、過度に大きいロゴ物だけを見るより、ボードショーツの色使いやシンプルなワンポイント物に目を向けると、昔っぽさを残しつつ古臭く見えにくく、海にも街にも使いやすい印象にまとまります。
懐かしさだけで選んでも満足しやすいブランドですが、現在は流通の形やライセンスの違いで見え方に幅があるため、当時の空気を求めるのか、今着やすいアイテムを求めるのかを最初に決めておくと選びやすくなります。
ビラボン
ビラボンは1973年にオーストラリアのゴールドコーストで始まり、ハンドメイドのボードショーツづくりから広がったブランドとして知られ、昔のサーフブランドの中でも海の実用性とファッション性の接続が非常に上手かった一社です。
初期から耐久性の高い縫製で評価を集めた背景があり、ただ派手で目立つだけではなく、本当に海で使える信頼感があったことが、コアなサーファーから一般層へ広がる土台になりました。
90年代から2000年代前半にかけては、ボードショーツやTシャツだけでなく、バックパックや小物まで含めてブランドの世界観が完成していて、ショップ全体でライフスタイルを提案する力が強かった印象があります。
昔のビラボンが懐かしく感じられるのは、オーストラリアらしい太陽の強さやビーチの開放感を持ちながら、どこか落ち着いた大人っぽさもあり、派手すぎず地味すぎない中間の立ち位置にうまく乗っていたからです。
今の視点で見ると、当時の大きなロゴ物は存在感がかなり強いので、街着で使うなら色数を絞ったTシャツやショーツから入るほうが失敗しにくく、サーファーらしい抜け感を残しやすくなります。
懐かしいブランドとしての知名度だけでなく、海で使う道具由来の説得力がちゃんとあるため、昔のサーフブランドをただの流行としてではなく、サーファー生活の延長線で理解したい人には特に相性が良いブランドです。
リップカール
リップカールは1969年に同じくトーキーで始まり、サーフボードづくりからウェットスーツへと強みを広げていったブランドで、昔のサーフブランドの中でも実戦感が濃く、海に近い印象を持ちやすい存在です。
ブランドの歴史を見ると、旅や探求心を前面に出した姿勢が強く、ただ服を売るだけでなく、波を追い続けるサーファーの生き方そのものを提示してきた点が、他の大手ブランドと少し違う魅力になっています。
そのため昔のリップカールに惹かれる人は、ロゴの懐かしさだけでなく、コンテストやトリップ、ウェットの機能性など、海との距離が近いブランドであることに価値を感じている場合が少なくありません。
街での認知も高いブランドですが、根っこにあるのはあくまでサーフィンで、ファッション先行に見えにくいところが強みなので、今でも海に入る人が昔のブランドを選びたいときの有力候補になります。
取り入れ方としては、全面に主張の強いアイテムより、シンプルなロゴTや機能系のトップスを軸にすると、大人っぽくまとまりやすく、海帰りのまま街に寄るような自然な空気感を出しやすいです。
懐かしさを味わいながらも、ちゃんとサーフィン目線を失いたくない人には、リップカールは昔のブランドの中でも特に納得感が高く、見た目と実用のバランスを取りやすい一枚看板といえます。
タウン&カントリー
タウン&カントリーは1971年にハワイで始まったブランドで、日本では陰陽を思わせるロゴの印象が非常に強く、昔のサーフブランドと聞いて真っ先に思い出す人が多い、記号性の高い代表格です。
このブランドの魅力は、南国的な明るさだけに寄らず、ハワイのローカル感とグラフィックの強さが共存しているところで、Tシャツ一枚でもサーフカルチャーに触れている気分を作りやすい点にあります。
日本の90年代カジュアルでは、タウカンのロゴが入ったTシャツやバッグ、雑貨まで幅広く見かける時期があり、サーフショップだけでなく一般のファッション売り場でも存在感を持っていたことが記憶に残る理由です。
昔を懐かしむ文脈では派手でポップなイメージが先に立ちやすいものの、背景にはハワイのサーフボードカルチャーやローカルショップとしての出発点があるため、ただの量販ロゴ物で片づけるのはもったいありません。
今着るなら、全面プリントの強い柄物を一気に盛るより、タウカンのロゴを一点だけ使い、他は無地や落ち着いたショーツで整えるほうが、懐かしさを活かしながら大人でも無理なく着やすくなります。
ブランド名だけで時代感が伝わる強さを持つので、昔のサーフブランドを象徴する一枚を探している人や、当時の日本のビーチカジュアルを思い出せるアイコンが欲しい人には、とてもわかりやすい選択肢です。
ライトニングボルト
ライトニングボルトは1971年のハワイ発祥として語られることが多く、もともとはサーフボード会社としての色が濃いブランドで、後にアパレルが広がっていった流れを知ると、昔のサーフブランドらしい骨太さがよく見えてきます。
名前の通り稲妻のマークが強烈で、シンプルなのに一度見たら忘れにくく、70年代から80年代にかけての力強いサーフイメージを視覚的に象徴するブランドとして独自の立場を築きました。
クイックシルバーやビラボンほど日常的に見かけた人ばかりではないかもしれませんが、知っている人にとってはコアで本物感のある名前として記憶されやすく、古着好きからの支持も根強い傾向があります。
昔のブランドを語る場面でライトニングボルトが刺さるのは、量産された明るいサーフファッションというより、ボード文化の匂いが残る硬派なムードがあり、通っぽさを感じさせるからです。
今の着こなしで使うなら、ロゴが強いぶん、ほかの服まで主張させると一気に重く見えるので、白Tやフェードしたデニム、無地ショーツと合わせて、ブランドを主役にするほうが雰囲気が出ます。
昔のサーフブランドの中でも少し玄人好みの位置にあるため、王道だけでは物足りない人や、海由来の歴史を感じるロゴ物を探している人には、かなり魅力的な候補になってくれるブランドです。
ハンテン
ハンテンは1960年にカリフォルニアのシールビーチで始まったブランドで、サーフウェアの先駆けとして語られることが多く、昔のサーフブランドの歴史をさかのぼると必ず押さえておきたい存在です。
足形のロゴは非常にユニークで、名前の由来もサーフィンの技に結びついているため、ブランドの背景を知らなくても海の文化に根ざしていることが伝わりやすく、記号としての強さがあります。
日本では時期によって見え方が変わり、コアなサーフブランドというより、もっと広くカジュアルブランドとして認識した人も多いはずですが、その広がり方自体がハンテンらしい歴史ともいえます。
懐かしさの質としては、海の匂いがするのに日常着としても手が届きやすかった点が大きく、いかにもサーファーでなくても取り入れやすい軽さが、長く記憶に残る理由になりました。
今見るとレトロ感が出やすいブランドですが、その分だけ色の選び方が重要で、生成りやネイビー、くすんだブルーなど落ち着いた色から選ぶと、昔っぽさを品よく残しやすくなります。
昔のサーフブランドを歴史の流れで理解したい人や、強すぎない懐かしさを普段着に落とし込みたい人にとって、ハンテンは派手な復刻感より自然な余韻を楽しみやすいブランドです。
オーシャンパシフィック
オーシャンパシフィックは1972年にサーファー向けの服づくりを本格化させたブランドとして知られ、西海岸の空気をライフスタイルとして広く伝えた点で、昔のサーフブランドの中でも街への浸透力が非常に高い存在でした。
とくにコーデュロイショーツをはじめとする象徴的なアイテムは、海専用というより、海帰りのまま街で過ごす感覚をそのまま服にしたような魅力があり、サーフカルチャーを日常へ翻訳したブランドといえます。
日本でもOPの略称で覚えている人が多く、夏のカジュアルウェアとしてかなり広く親しまれたので、実際にサーフィンをしていなくても懐かしいと感じやすいブランドの代表に入ります。
昔のOPが支持された理由は、分かりやすいサーフ感を持ちながらも、良い意味でとがりすぎておらず、家族層やライトユーザーまで巻き込める間口の広さがあったからです。
今選ぶなら、レトロ感の強いショーツやロゴTを一点だけ使うと軽快さが出やすく、全身を当時風に寄せすぎないことで、懐かしさを今のカジュアルに変換しやすくなります。
強いコア感よりも、ビーチライフ全体の心地よさを楽しみたい人には特に相性が良く、昔のサーフブランドの中でも日常着として再解釈しやすい点が、今見直されやすい理由のひとつです。
ガッチャ
ガッチャは1978年にカリフォルニアのラグナビーチで始まったブランドで、明るく爽やかなだけではない、少し荒さや反骨感のあるサーフスタイルを前面に出した点が、昔のブランドの中でもかなり個性的でした。
サーフとスケート、さらにパンクの空気感まで混ざるような攻めた表現が特徴で、従来の健康的でクリーンなサーフイメージとは違う方向から若い層の支持を集めたのが大きな特徴です。
そのためガッチャを懐かしいと感じる人は、ビーチの爽快さよりも、90年代的なやんちゃさやストリートの匂いを思い出すことが多く、同じサーフブランドでも記憶の質がかなり異なります。
今の感覚で見ると、主張の強いロゴや柄は人を選びやすい面もありますが、逆に一点投入でキャラが立つので、無地中心の着こなしにスパイスを入れたいときには使い勝手があります。
ただし全身をガッチャの世界観で固めると懐かしさが前に出すぎることもあるため、トップスだけ、あるいは小物だけに絞るほうが、今っぽさとの両立はしやすくなります。
昔のサーフブランドの中でも、王道のビーチ感よりカルチャーの反骨性に惹かれる人には刺さりやすく、定番をひと通り知ったあとに個性を足したいときの有力候補として覚えておく価値があります。
昔のサーフブランドが強く記憶に残る理由
昔のサーフブランドは、単に海が好きな人の服という枠で終わらず、若さや自由、夏休み、友人関係、部活帰り、海沿いのドライブといった情景まで一緒に思い出させる力を持っていました。
つまり懐かしさの正体はブランド名そのものだけでなく、その服を着ていた時代の空気や、当時の街で何が流行り、どんなライフスタイルが魅力的に見えていたかという背景にあります。
なぜここまで記憶に残ったのかを整理しておくと、ただ古着を買うだけで終わらず、自分がどのタイプの懐かしさに惹かれているのかが見えやすくなり、今の選び方にも一貫性が出ます。
機能服がライフスタイルになった
サーフブランドはもともと海に入るための実用品から始まったものが多いのですが、波待ちや海上がりの時間まで含めた快適さを表現するうちに、自然と日常着としての魅力を持つようになりました。
ここで重要なのは、最初から街着を狙ったのではなく、海と日常の境目がゆるいサーファーの暮らし方そのものが服に映り込んだことで、結果として一般の若者にも魅力的に見えたという流れです。
実際にボードショーツやプリントTシャツは、着替えやすく乾きやすく気分も軽いため、海に行かない日でも手に取りやすく、機能性がファッションとして受け入れられる土台になりました。
この背景があったからこそ、昔のサーフブランドは単なるブーム商品よりも生活の延長に置かれやすく、夏になると自然に思い出すような記憶の定着を生みました。
今見ても魅力が薄れにくいのは、見た目だけでなく、楽で開放的で動きやすいという本質的な価値が残っているからで、これが単なる懐古では終わらない理由になっています。
ロゴと色使いが世代の記憶を呼び起こす
昔のサーフブランドは、遠くから見ても分かるロゴや、海と太陽を連想させる強い配色を持つことが多く、ブランド名を忘れていてもマークだけは覚えているという現象が起こりやすい分野でした。
しかもロゴが単なる企業マークではなく、山と波、陰陽、稲妻、足形のように、ひと目で世界観を伝える記号として成立していたため、時代のアイコンとして機能しやすかったのが特徴です。
- 山と波で自然を連想させる
- 陰陽マークで一目で判別しやすい
- 稲妻や足形で記号性が強い
- 日焼け肌に映える配色が多い
- ショップ看板でも存在感が出やすい
こうした視覚的な強さは、当時の写真や雑誌、海の売店、部屋着、学校帰りの私服まで含めて反復接触を生み、ブランドを単なる商品名ではなく風景の一部として記憶させました。
今の着こなしでは主張が強すぎると感じる場合もありますが、逆に言えば一点だけでも雰囲気を作れるので、昔のサーフブランドを今に活かすうえでは大きな武器にもなります。
懐かしさを感じる原因が自分の中でロゴなのか色なのかを把握すると、復刻Tを選ぶべきか、無地寄りのアイテムにするべきかまで判断しやすくなります。
広がり方の違いを整理すると見えやすい
昔のサーフブランドが一括りに見えても、実際には海のコア層に強かったブランド、街のカジュアルとして爆発的に広がったブランド、反骨的なカルチャー色で支持されたブランドがあり、懐かしさの質はかなり異なります。
この違いを整理せずに選ぶと、思っていた雰囲気と違う買い物になりやすいので、まずは自分が求める空気感がどのタイプに近いのかを知ることが重要です。
| 広がり方 | 代表的な印象 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 海の実戦寄り | 機能性と本物感 | 今も波乗り中心の人 |
| 街への浸透寄り | 夏のカジュアル感 | 普段着でも使いたい人 |
| カルチャー寄り | 個性と反骨性 | 人と被りたくない人 |
たとえばリップカールのように海との距離が近いブランドを選ぶのか、OPのように日常着へ自然に落とし込めるブランドを選ぶのかで、買うべきアイテムもコーデの組み方も変わってきます。
昔のサーフブランドを深く楽しむには、名前の懐かしさだけでなく、どう広がったブランドなのかまで知ることが、最終的な満足度を大きく左右します。
この視点があると、同じTシャツ一枚でも自分のサーファー生活に近い文脈で選べるようになり、単なる昔話で終わらず今のスタイルにつながりやすくなります。
今あえて昔のサーフブランドを選ぶコツ
昔のサーフブランドを今選ぶときは、懐かしさに引っ張られすぎないことが大切で、当時の雰囲気をどこまで残したいのか、今の服としてどこまで着やすさを優先したいのかを最初に決めると失敗が減ります。
特に最近は復刻アイテム、ライセンス品、現行ライン、古着が混在しているため、同じブランド名でも見た目や空気感がかなり違い、雑に選ぶと欲しかったイメージから外れやすくなります。
ここではサーファー生活にも普段着にもつなげやすいように、当時物信仰に寄りすぎず、現実的に満足度を上げやすい見方を整理していきます。
復刻品と当時物を分けて考える
昔のサーフブランドを探していると、つい古着だけが正解のように感じやすいのですが、実際には復刻品のほうがサイズ感や生地の状態が安定していて、日常で着る満足度が高いケースは少なくありません。
当時物にはタグやプリント、色落ちにしか出せない魅力がありますが、そのぶん縮みや劣化、におい、ゴムや縫製の弱りといった問題も抱えやすく、気軽さでは復刻に分があります。
一方で復刻品は、昔の雰囲気を借りつつ今の体型や生活に合わせて着やすくしてある場合が多いので、サーフショップ帰りや街着として頻繁に使いたい人には実用的です。
重要なのはどちらが上かではなく、自分が欲しいのが資料的な魅力なのか、普段使いできる懐かしさなのかを明確にすることで、ここが曖昧だと買ったあとに気分がズレやすくなります。
まず一着目は復刻や現行の着やすい物で感覚をつかみ、その後にどうしても欲しいブランドだけ当時物を探す流れにすると、失敗の少ない入り方になります。
サイズ感は年代よりシルエットで決める
昔のサーフブランドを今着るときに最も差が出るのはサイズ表記よりシルエットで、同じLでも肩幅や着丈、袖の太さ、ショーツの丈感が現代物と大きく違うことは珍しくありません。
とくに懐かしい気分で大きめロゴを選ぶと、サイズまで大きすぎて全体がだらしなく見えることがあるので、当時っぽさとだらしなさを混同しない目線が重要です。
- 肩が落ちすぎないかを見る
- 着丈が長すぎないか確認する
- ショーツは膝位置を意識する
- 身幅より全体のバランスで決める
- 試着できない場合は実寸を確認する
街で着るなら、Tシャツはややゆとり程度、ショーツは膝上から膝程度に収まるくらいが使いやすく、昔の空気を残しながらも今の服として成立しやすくなります。
海で使う前提なら動きやすさも大切ですが、陸での見え方を先に整えておくと、サーファー生活に寄り添った自然なスタイルになり、無理な若作り感も避けやすくなります。
つまり年代を追いかけるより、自分の体型でどう見えるかを優先することが、昔のサーフブランドを今っぽく着る最大の近道です。
失敗しやすい購入判断を表で整理する
昔のサーフブランド選びでは、ブランド名だけで即決したり、写真の印象だけで買ったりすると、想像以上に着にくい物をつかむことがあるため、購入前に見る項目を固定しておくとかなり安定します。
特に古着やフリマ系では、懐かしさが高いほど判断が甘くなりやすいので、気分ではなく確認項目で止まる習慣を作るのが効果的です。
| 見る項目 | 確認したい点 | 見落としやすい失敗 |
|---|---|---|
| タグ | 年代感と生産背景 | 復刻を当時物と思い込む |
| 実寸 | 肩幅と着丈のバランス | 大きすぎて着なくなる |
| 生地状態 | 色褪せと伸び | 雰囲気と思って我慢する |
| 用途 | 海用か街用か | 場面が合わず出番が減る |
この表のように、見る順番を決めておくだけで買い物の精度は大きく変わり、ただ懐かしいから買うという失敗をかなり防げます。
最終的には、今の自分の生活で実際に着る場面が思い浮かぶかどうかを基準にすると、コレクション化しすぎず、サーフブランドをちゃんと生活に戻しやすくなります。
昔のブランドほど感情が動きやすいからこそ、判断は冷静にして、着る楽しさはあとから大きく味わうくらいがちょうど良いです。
昔のサーフブランドを今っぽく楽しむ方法
昔のサーフブランドをおしゃれに見せるには、当時の空気を全身で再現するより、今のベーシックな服の中にひとつだけ海の記憶を差し込む感覚のほうが成功しやすいです。
特に大人のサーファー生活では、海帰りの延長で街に馴染むことが大事なので、派手さよりも抜け感、ブランドアピールよりも自然な気配を重視したほうが長く着られます。
ここでは懐かしいブランドを押し入れの思い出で終わらせず、今のTシャツ、ショーツ、羽織り、小物の中でどう生かすかを具体的に見ていきます。
大人の街着は一点主役がちょうどいい
昔のサーフブランドはロゴや色が印象的なぶん、今着るなら一枚で主役になる力が強く、全身を同じ温度でそろえるより、一点だけ効かせるほうが洗練されて見えやすいです。
たとえばタウカンのロゴTを主役にするなら、パンツは無地のチノか落ち着いたショーツにして、足元もプレーンなサンダルやスニーカーに寄せるだけで、懐かしさが過剰になりません。
逆にトップスもキャップもバッグも昔のサーフブランドで固めると、意図せずコスプレ感が出やすく、海では良くても街では強すぎる印象になりがちです。
一点主役の考え方は、ブランドの存在感をしっかり見せながらも年齢とのバランスが取りやすく、休日の買い物や海帰りの食事にもそのまま移行しやすいという実用面の利点もあります。
懐かしいブランドほど語りたくなるものですが、着こなしでは語りすぎないほうが格好よく、引き算で見せることが今っぽさにつながります。
アイテム別に合わせ方を決める
昔のサーフブランドを今の生活に戻すには、ブランド単位で考えるより、Tシャツなのかショーツなのか、キャップなのかで役割を分けるほうが現実的で、着回しもしやすくなります。
とくに海に行く日と街だけの日では求める快適さが違うので、アイテムごとに使い道を決めておくと、懐かしさが単発で終わらず、日常の中で自然に育っていきます。
- Tシャツは主役として使う
- ショーツは無地トップスと合わせる
- キャップは色数を抑えて足す
- パーカーは朝夕の海上がり向き
- バッグや小物は最初の一歩に最適
たとえばブランドロゴが強いTシャツは一枚で十分ですが、ショーツは逆に上を無地にすることでブランドの良さが引き立ち、全体の温度差も整いやすくなります。
いきなりウェアから入るのが難しい人は、キャップやトートのような小物から始めると取り入れやすく、昔のサーフブランドに対する距離感もつかみやすいです。
アイテム別の役割を決めておくことは、衝動買いを減らすだけでなく、自分のサーファー生活のどこにブランドを置きたいかをはっきりさせる意味でも効果があります。
買う場所ごとの向き不向きを知る
昔のサーフブランドは、公式系の現行品、復刻を扱うセレクト、古着店、フリマアプリなど入手先が分かれやすく、どこで買うかによって満足度がかなり変わるため、先に特徴を知っておくと効率的です。
特に当時物を探したい人ほど安さだけで動きやすいのですが、状態確認やサイズ把握のしやすさまで考えると、初心者ほど買う場所の選び方が重要になります。
| 買う場所 | 向いている目的 | 注意点 |
|---|---|---|
| 公式系ショップ | 現行品や復刻を安心して買う | 当時感はやや薄いこともある |
| 古着店 | 一点物や雰囲気重視 | 価格差と状態差が大きい |
| フリマアプリ | 相場より安く探す | 実寸と真贋確認が難しい |
| セレクト店 | 今っぽい見せ方で選ぶ | 選択肢はやや絞られる |
海でも街でも着る一着をまず欲しいなら、安心して使える現行や復刻から入るほうが満足しやすく、雰囲気重視で楽しみたいなら古着店で実物を見ながら探すほうが相性が良いです。
フリマ系は魅力的な価格もありますが、昔のサーフブランドはタグや年代の言い回しが曖昧な出品もあるので、写真だけで判断せず、実寸や状態の質問を惜しまない姿勢が欠かせません。
買う場所を目的別に分けるだけで、探し方に迷いが減り、結果として自分にとって本当に出番のある昔のサーフブランドに出会いやすくなります。
懐かしさを今のサーフスタイルに変える視点
昔のサーフブランドの魅力は、単に古い名前を知ることではなく、それぞれがどんな海の空気をまとい、どんな若者文化とつながり、なぜ今でも記憶を刺激するのかを理解したときに、ようやく自分のスタイルへ戻ってくるところにあります。
王道ならクイックシルバーやビラボン、海との距離感を重視するならリップカール、アイコン性ならタウン&カントリー、通っぽさならライトニングボルト、自然な普段着感ならハンテンやオーシャンパシフィック、個性を足すならガッチャという見方をすると整理しやすいです。
そのうえで、今選ぶときは当時物か復刻かを分けて考え、サイズは年代名ではなくシルエットで決め、着こなしは一点主役を意識すると、懐かしさを無理なく現代のサーファー生活へつなげられます。
昔のブランドに惹かれる気持ちは、過去へ戻りたいからではなく、海と街がもっと近かった感覚や、服に自由さが宿っていた時代をもう一度手元に置きたいからかもしれません。
だからこそ昔のサーフブランドは、思い出として眺めるだけでなく、今のボードショーツ選びや休日のTシャツ選びの中に少しずつ戻していくことで、懐かしさを現在進行形のスタイルへ変えていく楽しみが生まれます。


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